令和6年度後期 特別企画展示のご案内(~令和7年3月下旬)

2024-11-01

特別企画展示『 故郷に帰れ 山本長官機の翼 』(会期 ~令和7年3月下旬まで)

山本五十六生誕100年の昭和59年(1984)、山本元帥景仰会の当時の会長 駒形十吉氏は、景仰会会員から募り結成した巡拝の派遣団に “山本元帥御終焉地” と自ら揮ごうした石碑を託しました。きっかけは、駒形のもとに届いたパプアニューギニア 北ソロモン州議会の議員 マイケル・ライモ氏から届いた一通の手紙からでした。同年2月、ブーゲンビル島に赴いた派遣団はジャングルを分け入り、ようやく長官機のもとに辿り着いた団員達は、駒形会長より託された石碑を建立し法要を営みました。現地ココポ村の首長ヌーヌーから「墜落現場まで案内はするが一切部品の持ち帰りは許さない」と断言されていたものの、墜落現場手前にちぎれた翼を認めた団員達は「現地の皆さんを説得して鮮やかな日の丸が残された翼だけでも長岡にお迎えするのだ」と心に誓ったのです。そして… … …、平成元年(1989)4月、山本長官機の翼は長岡へ里帰りを果たしました。

今回の企画展では、当時の資料や写真から翼が里帰りを果たし記念の法要が催行されるまでを振り返ります。翼の里帰りに尽力した先人達から今につながる40年の記録をこの機会に是非、多くの皆様からご覧いただけますよう、関係者一同お待ちしております。


=  展 示 品  =

  1. パネル 山本元帥景仰会 機関誌『清風』第一号 (昭和58年4月18日/1頁目) ※1:会期途中に展示入替予定
  2.    AGREEMENT(昭和59年8月2日) / 契約書
  3.    ARTICLE Ⅶ(平成16年9月28日) / 覚書
  4. 書  駒形十吉 書「山本元帥御終焉地」 ※4:長岡市立科学博物館 所蔵
  5. 回向文 駒形十吉 書 「第47回 故山本元帥 法要 回向文」(平成元年4月18日)
  6. 写真 イビライ山本スクールの教師・生徒たち
  7.   ココポ村の人たちが「終焉地」石碑を 担いで搬入
  8.   搭乗機の左翼を確認
  9.   搭乗機のエンジン部分と切り取られていたプロペラ
  10.   駒形十吉会長の祭文とともに山本元帥ゆかりの長岡の郷土品を供える
  11.   第一回巡拝団メンバーとココポ村の人々との記念撮影
  12.   「左翼」の搬出を村人たちが全員で応援してトラックに積み込む(平成元年2月20日)
  13.   山本長官機「翼」里帰り記念 第47回故山本元帥法要(平成元年4月18日)
  14.    第47回故山本元帥法要 参列されたベオナ大臣一行の前で回向文を奉読する駒形会長(平成元年4月18日)
  15. パネル 山本長官機「翼」里帰りプロジェクト 年表

ビデオ映像 『山本長官機 翼の里帰り』 (10分50秒/日本語字幕入/リピート版)

〒940-0056新潟県長岡市呉服町1丁目4-1 TEL0258-37-8001 Copyright(c) 2011 山本五十六記念館 All Rights Reserved.